Archive for 7月, 2009
201系 四季彩 – 長野への廃車回送を追う
中央線を走るオレンジ一色の電車は201系と呼ばれる形式で、東京では中央線の2編成と京葉線、そして青梅線の土日に走っていた四季彩のみが残っている。
四季彩は2001年8月4日に運転を開始した展望型電車。訓練車として使用されていた201系4両を奥多摩の四季を楽しめるように窓の拡大やシートの配列を変更した特別な車両だった。2005年7月2日からは塗装が変更になり、青のストライプに四季を代表する花や果実が描かれたデザインとなった。
その四季彩は2009年6月28日を最後に一般運用を終了。7月には臨時電車としてツアー客のみ乗車可能な「さよなら四季彩号」が運転され、最後に多くのファンを楽しませてくれた。最後の営業運転となったのは2009年7月20日、「さよなら四季彩号」の奥多摩-立川で、奥多摩駅ではセレモニーも開かれた。
そして2009年7月23日(木)、まだ「さよなら四季彩号」の最終日からたった3日目の朝、四季彩は噂通り、豊田の車庫で廃車回送の準備を進めていた。
東京で活躍した電車は、地方などでまた活躍することもあるが、経年数の多いものはそのまま廃車される車両も多い。四季彩はいろんな噂や希望があるものの、北長野駅近くの長野総合車両センターで廃車となるらしい。長野へは中央線を走っての自力回送。車両によっては中央本線の狭いトンネル内を自力で走れないものもあり、京浜東北線の209系など機関車によって牽引されることもあるが、四季彩は自力での回送となった。
ここからは2009年7月23日の廃車回送を、豊田の車庫から長野総合車両センターまで追った記録です。
廃車回送の時刻は一般的には表には出て来ないはずの内部情報。それでもインターネットで多くの情報が手に入るこの時代、調べればある程度は分かってしまうのが凄い。さらにこの時期は毎週火曜日に京浜東北線209系の廃車回送が中央線経由で行われていることもあり、時刻はほぼ同じと予想。ただ途中で教えて頂いた時刻では諏訪周辺からが持っていた情報とは違っていた。
廃車回送の追っかけをする方法は2つ。1つは電車で特急などを利用して所々で先回りをする方法。もう1つは車を使い先回りする方法。特急でもある程度は追いかけることが出来るが、駅だけでなく沿線での撮影を考えると車のほうが利便性が断然いい。今回は車でまずは豊田車両センターを目指した。
豊田駅近くの踏切周辺にコインパーキングがあったと思ったらなくなっており、豊田駅南口の駐車場に車を停め車庫まで歩くと、跨線橋から四季彩の姿が見えた。ヘッドライトを点灯しており、動き出す準備をしている。やはり廃車回送が行われると確信した瞬間。
平山第3踏切を渡り車庫へ回ると、四季彩へ乗務員が乗り込み、方向幕を「臨時」から「回送」に変更するのが見えた。そしてその数分後、四季彩は豊田駅方向へゆっくりと走り出した。駅手前で一旦停車して、豊田駅1番線が空くのを待つ。ホーム先端には昼間にも関わらず多くのファンがカメラを持って四季彩を待っていた。この賑やかな雰囲気に影響されたか、一般の方もカメラを手にして四季彩を撮影していた。
ここで四季彩の発車を見届けてしまうと、車での先回りが厳しくなるので、急いで車へと戻り、中央道八王子インターを目指す。ただ最初の撮影地として候補に挙げた上野原では追いつかないことが分かり場所を変更。カーナビの到着予定時刻を頼りにすると、勝沼インター周辺なら十分間に合う事が分かり、笹子トンネルを抜け一気に勝沼インターを目指す。
勝沼インターを下り、勝沼ぶどう郷駅を目指す。駅には駐車場がないので、駅撮りは諦め、駅を少し過ぎた場所の線路沿いを選ぶ。この場所は知っていた撮影地ではなかったが、実は有名な撮影地だったようで、後から車2台も到着。勝沼ぶどう郷駅を通過してカーブを走る四季彩を撮影することが出来た。豊田も1カ所と数えるとここが2カ所目。
次に山梨市駅での停車時間があることを確認して一般道を走る。この辺りは何度も遊びに来ているので、土地勘があった。山梨市駅には数分なら停めておける無料駐車場があるので利用。改札まで行くと既に四季彩が停車中。入場券を買って駅構内で撮影することに。ホームへ入ると既に多くの人で賑わっており、幕回しのサービスも。シャッター音が一声に鳴る。ここが3カ所目。
四季彩の発車を見送り、次は小淵沢周辺を目指す。一宮御坂インターから再び中央道に入り、小淵沢インターまで走る。甲府インターを過ぎると、八ヶ岳の景色も楽しめる場所ではあるが、残念ながら雲が出ており、これは四季彩と八ヶ岳を一緒に撮るのも難しそう。小淵沢駅では数分の停車時間があるが、四季彩到着の数分前に先回りすることができた。駅で115系長野色、そして小淵沢と言えば小海線の始発駅でもありキハ110系との3並びを撮影。四季彩の出発まで見送った。ここが4カ所目。
次は富士見駅での停車時間があるので、再び一般道で駅を目指す。途中で魅力的な撮影地を数多く発見したので、その都度カーナビに地点登録。いずれオレンジ201系を追うときの準備として。富士見駅に着くと、既に多くの撮影者で賑わっており、またまた幕回しサービス中。ここでは発車前に車で次の目的地まで移動。ここが5カ所目。
四季彩も数分後に発車することを考え、駅近くの沿線で待ち構えることに。途中で跨線橋があったので、道路脇のスペースに車を停めると、すでに数名が待機していた。ここも知られたスポットなのかもしれない。四季彩がカーブを走ってくるのを撮影。ここが6カ所目。
甲州街道を走り諏訪南インターから再び中央道に。甲州街道沿いにも多くの撮影者がおり、特にすずらんの里駅の周辺には人が多かった。この辺りはぜひ撮影していスポット。ナビに地点登録。
次に上諏訪、下諏訪、岡谷と停車時間があるが、駅の撮影は飽きてきたので、沿線で待つ事ことに。岡谷インターを下り、カーナビで撮影地選び。実は全く事前に計画をしていない追っかけで、カーナビの地図が頼り。
岡谷を出ると中央本線は高架線を走り塩嶺(えんれい)トンネルでみどり湖まで抜ける。中央本線は岡谷の次の次の塩尻で名古屋方面となり、松本方面は篠ノ井線となる。カーナビで塩嶺トンネル手前に道路があることが分かったので、撮影地のイメージを膨らましつつ、カーナビを頼りに行ってみることに。さすがに他の撮影者は誰もおらず、自分だけの写真を撮ることができた。四季彩はトンネル進入時にE257系の「あずさ」とすれ違った。ここで7カ所目。
再び岡谷インターから高速に入るが、既に中央道ではなく長野道。JRも篠ノ井線になっており、この辺りも沿線の田園風景や背後の山々の景色に惹かれるが、四季彩は既に走り去っているので、松本まで追いかける。松本インターで一般道へ下り、松本駅へ向かうも渋滞。東口を目指していたが、それでは四季彩が発車してしまうと思い西口へ。ここも数分なら無料の駐車場があるので急いで車を停めて駅へ。長野へ入ると入場券を買うのにスイカが使えないのが難点か。。既に四季彩は停車しているが、撮影者はほんの僅か。ホームには8月1日に開催される「松本ぼんぼん」祭りの提灯が並んでいた。ここが8カ所目。
四季彩の発車を見送り、再び松本インターへ。カーナビと時刻表を頼りにするが、初めて聞く駅名と馴染みのない高速道路でノープランの無謀さを実感。途中駅での停車時間とインターからの距離などを考慮して、麻績(おみ)インターで高速を下りる。この辺りの駅なら雰囲気も抜群に良さそう。
しかしどうしても田園風景で撮りたくなり、坂北駅方面へ。途中に魅力的な場所をいくつも目にして、ナビに地点登録。撮影後、長野方面まで追いかけることを考え、近くの踏切で撮影することに。既に先客がおり、続いて車1台が来たことからここも知られたスポットなのかもしれない。下井堀踏切と表示があったが、いまGoogleで検索したところ該当するページなし。看板も新しかったことから、最近この名前が付いたのかもしれない。流れるように続くレールが美しい。ここで9カ所目。
この時点でナビの目的地を長野駅に設定すると既に四季彩には追いつけなそうな時間に。ならば手前の冠着(かむりき)駅での停車時間を利用して、駅撮りすることに。一般道を走り駅を向かうと、山間のひっそりとした雰囲気の中、四季彩が停まっていた。撮影していた方はお一人で、他の撮影者はいなかったとのこと。四季彩の発車を見送って駅を後にした。ここで遂に10カ所目。
この先は四季彩の先回りが難しいと考え、再び麻績インターから長野道へ入り、最後の目的地となる長野総合車両センターを目指した。空も薄暗くなり、四季彩の最終目的地を目指す気持ちと相まって、なんだか切ないドライブとなった。
カーナビに誘導され長野インターで下りると、一般道が渋滞。松本で都市は混雑することを実感していたが、またしても同じ失敗。長野総合車両センターに近いのは一つ先の須坂長野東インターだった。長野駅と北長野駅の間にある長野総合車両センターに着くと、京浜東北線の209系が並んでいるが、四季彩を発見することが出来ず1周してしまった。
ここまで来て見れないのも残念すぎるので、停車位置を詳しい方に伺うと、先ほど通り過ぎた場所だと判明。近くに車を停めて、歩道から四季彩を見つけることができた。485系彩(いろどり)や長野車両センター所属の車両と並んで留置されていた。
帰りは霧のかかった関越道経由で所沢インターまで。途中でキハ58が保存されている横川サービスエリアに寄って休憩。201系もどこかで保存してくれたら、、と思わずにはいられません。鉄道博物館、青梅鉄道公園、小金井公園、どこでもいいのでぜひ1両保存して欲しいものです。
車での走行距離582キロ。寄り道なしの関越経由で帰路223キロ。
中央線201系&E233系のキーキャップ
鉄道グッズの traindo(トレンド)から中央線201系のキーキャップが出ています!正式名称は「トレインフェイスキーキャップ 201系中央線」みたいです。
以前にエキュート立川の「トレインフェスタ」でこのキーキャップを見たときは201系が出ていなかったのか売り切れていたかでE233系しかなかったのですが、遂に201系を発見!
実際に使うかどうかは別として、電車好きのお子さんへプレゼントするにもいいかも。税込み350円とお手頃。
こちらが表側。
こちらが裏側。表とは点灯しているライトが異なります。
中央線201系&E233系のワッペンが登場!
国分寺マルイの紀伊国屋書店で開催していた鉄道フェアで中央線201系とE233系のワッペンを発見!さっそく楽天でも検索してみるとありました!
201系は中央特快です。可愛らしいデザインで子供服などに似合いそう。
JR東日本八王子支社の案内では7月10日(金)~7月16日(木)となっていた国分寺駅国分寺エル(マルイ内)は既に始まっているようです。
また国分寺駅構内では中央線開業120周年記念キャンペーンに合わせたパネルの展示を行っています。








